寛解導入治療の基本は依然ステロイドになりますが、近年のガイドライン等では、免疫抑制薬、特にリツキシマブを用いることで、ステロイドの早期減量プロトコール(PEXIVAS)、中等量ステロイドによる治療プロトコール(LoVAS)が提唱され、またアバコパン併用によるステロイド早期中止のプロトコール(ADVOCATE)も報告されています。当科ではこれらのガイドラインを参考に、ステロイド使用を最小限にしたプロトコールでの治療を推進しています。
また、EGPAに対しては、IL-5に対する生物学的製剤(メポリズマブ、ベンラリズマブ)を活用し、ステロイドを減らしつつ再燃を予防する治療を行っています。