東京医科大学病院リウマチ・膠原病内科

ベーチェット病

 ベーチェット病は、口内炎、陰部潰瘍、毛嚢炎や結節性紅斑などの皮疹、ブドウ膜炎を四徴とする疾患で、重症例では臓器障害(神経ベーチェット、血管ベーチェット、腸管ベーチェット)をきたすこともあります。
 皮膚・粘膜障害に対しては、まずはコルヒチンによる治療を行いますが、有効性が明らかとなったアプレミラストによる治療も行っています。また重症例に対しては、免疫抑制剤(アザチオプリン、メトトレキセート等)、TNFを標的とした生物学的製剤を活用した治療を行っています。当科は厚生労働省 ベーチェット病に関する調査研究班として、ベーチェット病患者さんの臨床課題に関する調査研究を行っています。