東京医科大学病院リウマチ・膠原病内科

先輩医師の感想

山下 昌平先生(平成29年卒)

入局1年目から安心して働ける医局
東京医科大学リウマチ・膠原病内科は、安心して研修できる環境であると思います。
入局1年目(内科専攻医1年目)は初期研修医から立場、環境が変わり、いままで以上のことを求められる場面が増えるかと思います。勿論、周りの助けが必要ですが、困っていても聞きにくかったりするものです。当科の良いと思うところは、そういったハードルが全く無いところです。決して大きな医局ではありませんが、だからこそ医局員全員が新しく入った先生の状況を良く理解してくれます。困ったら電話してね、と先輩から言って下さることが多く、自分のペースで仕事に慣れていくことができました。いい意味で遠慮せずに相談できるようになりましたし、後輩にも同じようにしてあげたいと思っています。
また、近年は安定して新入局の先生が入っており、いわゆる屋根瓦式で教える環境ができています。1症例ずつしっかりフィードバックする余裕もあるので、自分のペースでのびのびと経験が積めるかと思います。気になった方は是非お気軽に見学にいらして下さい。ご希望があれば見学の後にお食事会などで交流を深めましょう

田子 麻由先生(平成21年卒)

まだ医師になりたての頃、病室で慣れない手つきで右往左往しながら診察をしていた私に、当時入院されていた患者さん達がそれぞれの病状をじっくりとお話してくださり、診察をさせていただきながら新人の私を励ましてくれた記憶が今でも心に残っています。医局の先生方からも自分が患者さんの立場であったらどうしてほしいかを考えながら適切な治療にあたることを根底からご指導いただきました。今でも患者さんとの関わりのなかでその姿勢を大切にし、膠原病内科医として患者さんのために何ができるかを考えて診療にあたっています。
リウマチ膠原病は病態も一人一人異なり、時に長く治療と向き合っていく必要があります。長いお付き合いのなかで患者さんの治療介入をしていくことは簡単ではありませんが、症状の改善につながったときに喜びを共有できることがうれしく、私がこの科に進んでよかったなと感じる理由の一つです。また症例検討や他施設との勉強会、学会等にも参加する機会が沢山あり、治療への見解を深めていける日々であり充実しています。
現在、自宅に一歩入ると母業に追われています。出産を経て自分以外の人の気持ちへの理解が深まりました。働き方の選択は人それぞれだと思いますが、仕事も好きだけれど、子供のこともとても気になる。けれど自分だからできることがあるのではないかと思い、日々奮闘中です。そんな私ですが、教授をはじめとし、医局の先生方はあたたかくとても恵まれています。一人でも多くの先生がリウマチ膠原病科に興味をもってくださればうれしいです。